町民の皆様へ

令和4年度がスタートしました。コロナ禍と、ロシアによるウクライナ侵攻が何かと世間の耳目を集める昨今です。桜の開花と相まって気持ち良く迎えたかった新年度もなかなか多難の船出となりそうです。でも、人類の英知は幾多の困難を乗り越えて今に至っています。私たちは未来を信じ、一歩一歩を着実に進めていくことを求められています。
足もとを見ると、国・地方自治体ともに、人口減少や財政逼迫の荒波が押し寄せ未来を見据えた政策展開にも手詰まり感があります。しかし、現代を生きる私たちには、自らの幸せを追求するとともに次世代の幸せに責任を持つ立ち位置にあることを忘れてはなりません。次世代に希望を与え、着実な成長をもたらすための種蒔をしなければなりません。
輪之内町では、第5次総合計画の計画期間終了に伴い、令和4年度以降10年間の総合計画となる第6次総合計画の策定を進めてきました。総合計画では、輪之内町をよりよく住みやすい町にしていくために何が必要か、何を実施していくのか、今後10年間にわたる取り組みを纏めました。まちづくりは行政だけでできるものではありません。まちづくりの目的や取組内容を町民の皆様と共有するとともに、誰が何に取り組むのかを明らかにするための羅針盤と位置づけ総合計画を策定しました。
輪之内町第6次総合計画では、町の将来像を「自然と住みやすさが共存でき子どもがのびのびと育つまち」とし、6つの基本目標を掲げております。
1 環境にやさしく快適なまちづくり
2 助け合いのある安心・安全なまちづくり
3 みんなが健やかに働けるまちづくり
4 みんなが元気に参画できる、交流と多様性のあるまちづくり
5 生きがいを持ち、いきいきと学ぶことのできるまちづくり
6 豊かさとつながりのあるまちづくり
これらを具体的に推進するため、それぞれに実施すべき施策を掲げました。
今後、町民の皆様に周知すべく、総合計画(概要版)の各戸配付をいたします。
新年度も、明るい未来を信じ、町民の皆様と一緒に夢のある街づくりを進めてまいります。
令和4年4月1日 輪之内町長 木野隆之