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町長メッセージ

令和5年(2023) 年頭挨拶

 明けましておめでとうございます。
 卯年の幕開け、皆様方には希望と活気に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 さて、昨年を振り返りますと、相変わらず新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、未だ収束を見通せておりません。ウイルス変異が次々と起きておりますが、国・県との連携のもと、皆様方の命と健康を守るとともに地域経済をしっかり支える取り組みをしてまいります。
 一方、世界に目を転じますと、昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻は世界を震撼させ、政治経済に甚大な被害をもたらしました。多くの国が国際紛争に巻き込まれる事態となっておりますが、秩序回復に向けた世界の英知の結集が望まれます。

 また、気候変動の激甚化による風水害や南海トラフ巨大地震等への備えも我が町にとって喫緊の課題であります。ハード面では大吉地内での防災拠点整備、消防資器材の充実強化等を、ソフト面では、時代ニーズにより改編した消防団組織、防災士協議会を地域防災の要として、全町民挙げての防災意識の向上や災害対応力強化を図ってまいります。
 他方、人口減少は当町にとっても抗いがたい現実となってきております。危機意識をもって子育て世代支援を充実してまいります。実施済みの高校生世代までの医療費無償化、こども園での給食費の実質無償化に加え、真に必要な施策を皆様方とともに考えてまいります。小中学校では、次世代に対応すべく対面授業と併せオンライン授業の活用や、国の内外で活躍する人材育成に向けた英語教育等に取り組んでまいります。
 我国は戦後70数年の間に高度経済成長、バブルの崩壊、デフレ傾向下での経済規模の衰退を経て成熟期に入っております。時代に即応した施策の選択と決断が必要であります。
 今年の日本経済は、原油高や各種資材高騰の影響を受けたインフレーションにどう対処するのかが問われます。町の各種施策実現のためには安定的な自主財源の確保が重要であります。楡俣北部地区では誘致企業の工場建設が進んでおります。雇用の確保と良好な生活環境維持等、定住促進策を展開することが安定的な町の発展のために必要な課題と捉えております。
 また、東海環状自動車道のミッシングリンクの解消も令和8年度と具体に示され、養老山脈を貫く約4.5キロメートルのトンネルも工事着手され、全通の暁には道路体系の飛躍的効率化が現実のものとなります。それらと軌を一にする、揖斐川への新架橋促進をはじめとする町内の幹線道路網整備が地域の振興発展に不可欠と考えます。
 昨年4月に輪之内町第6次総合計画を策定し「自然と住みやすさが共存でき、子供がのびのびと育つ町」を目指してまちづくりを進めております。皆様方のご要望を踏まえつつスピード感をもって各種施策を推進してまいります。本年もどうかよろしくお願いします。

令和5年1月1日  輪之内町長 木野隆之

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